食道がん 症状

1)無症状


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食道癌の約20%は、健康診断や人間ドックの時に、
内視鏡検査などで発見されています。

 

 

この「無症状で発見された食道がん」は早期のがんであることが多いので、
治る確率が最も高いがんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2)食道に痛みを感じる

がんの初期の頃になると、

  • 食べ物を飲み込んだときに胸の奥がチクチク痛む
  • 熱いものや辛いものを飲み込んだときにしみる

こういった症状が出てきます。

 

 

早期発見のために、このような症状が現れたら注意しましょう。

 

 

軽く考えないで、総合病院やがんセンターで
内視鏡検査を受けることをお勧めします。

 

 

気をつけていただきたいのは、がんが進行してくると、
このような感覚(痛みや違和感)を感じなくなることです。

 

 

痛みが治まったことで気にならなくなってしまうことが多く、
放っておかれてしまうことも少なくありません。

3)食物がつかえる感じ(のどや食道)

がんがさらに大きくなると食道の内側が狭くなるので、
食べ物がつかえやすくなります。

 

 

それによって気づくことも多いようです。

 

 

特に

  • まる飲みしやすい食物(かたい肉、お寿司など)を食べた時
  • よくかまずに食べた時

このような時に気づくことが多い症状です。

 

 

食道でなく、もっと上ののどがつかえるように感じることもあります。

 

 

のどの検査で異常が見つからない時は食道も検査しましょう。

 

 

がんがさらに大きくなると食道を塞いでしまいます。

 

 

そうなると、水すらも通らなくなり、
唾液も飲み込めずにもどすようになります。

4)体重が減ってくる

進行したがんではよくみられる症状です。

 

 

食べ物がつかえるため、無意識に食事量が減ることで体重が減少してきます。

 

 

特に意識してダイエット等をしている訳でもないのに、
3ヶ月ほどの期間に5〜6kgも体重が減ってしまうこともあります。

 

 

このような場合は、特に注意して下さい。

5)胸や背中に痛みを感じる

がんがさらに進行してくると、
食道の周りにある肺や背骨、大動脈を圧迫するようになるになります。

 

 

そのため、胸の奥や背中に痛みを感じるようになります。

 

 

注意していただきたいのは、これらの症状が他の病気でもみられることです。

 

 

このような痛みを訴えた場合、
病院では肺や心臓の検査を行うことが多くなっていますが、
食道も検査してもらうよう、医師に相談するようにしましょう。

6)咳がよく出る

食道がんがかなり進行すると、気管や気管支、肺にまで達します。

 

 

  • ものを食べたり飲んだりした時に、むせるような咳が出る
  • 血のまじった、赤っぽい痰が出る

このような症状には注意が必要です。

食道がん,症状

食道のすぐわきには声、を調節している神経があります。

 

 

がんが進行して、この神経に影響が出ると、声がかすれてきます。

 

 

風邪か何かと勘違いしやすく、耳鼻咽喉科を受診する場合が多いのですが、
実際にはのどに炎症があるわけではないため、見すごされることもあります。

 

 

食道がんの可能性も考慮して、内視鏡、レントゲン検査をすることが必要です。

 


食道がんが疑われる症状

食道がんが疑われる症状は、
咽頭がんや喉頭がんにもあてはまる特徴を持ちます。

 

 

喫煙の習慣がある男性は要注意です。

 

 

  • のどに異物感を感じる。
  • 食事の時、飲み込みにくい感じがある。
  • 声がかすれる。

このような症状が出た場合、早期に検査してもらうようにしましょう。


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