0期
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がんが粘膜にとどまっている状態です。
リンパ節や、他の臓器にはがんが認められないものです。
いわゆる早期がん、初期がんと呼ばれているがんを指します。
I期
- がんが粘膜にとどまっていますが、近くのリンパ節に転移があるもの
- 粘膜下層まで浸潤していますが、リンパ節や他の臓器にがんが認められないもの
これらを指します。
II期
- がんが食道の壁の外にわずかに出ているもの
- 食道のがん病巣の近くのリンパ節だけにがんがあるもの
このような場合に、他の臓器や胸膜・腹膜にがんが認められなければ、II期となります。
III期
- がんが明らかに食道の外に出ているもの
- 食道の近くのリンパ節か、食道から少し離れたリンパ節にがんがあるもの
このような場合に、他の臓器や胸膜・腹膜にがんが認められなければ、III期となります。
IV期
- がんが食道周囲の臓器に達しているもの
- がんから遠く離れたリンパ節にがんがあるもの
- 他の臓器や胸膜・腹膜にがんが認められもの
このような場合は、IV期となります。
病気によって、治療法も異なる。
当然のことですが、病気によって選択すべき治療法にも大きな違いが出てきます。
また、がんが完治するか否かも、この病気によって大きく左右されてくるのです。
「癌の治療には、早期発見が欠かせない」ということは良く聞かれますが、
これは、紛れもない事実です。
近年、内視鏡などの医療機器の性能も飛躍的に向上しており、
診断すればかなりの確率で早期発見が期待できます。
「まさか、自分はがんになんてならないだろう」
そう考えている方がほとんどかと思います。
しかし、がんにかかる可能性が0%の人は、一人もいません。
定期健診等、欠かさずに受けるようにしましょう。
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